これは夏前の話。
いつものように颯爽と出勤されたトモコさんが、パーマをかけていらっしゃった。
肩につくくらいのゆるやかなウエーブヘアは、彼女にとても似合っており、元々華やかな容姿のトモコさんをよりスタイリッシュに、そしてちょっぴりワイルドに見せていた。
スーツでキメると、まさに”仕事のできる女”という感じである。
スタッフからも大好評で、下っぱ新進気鋭のデザイナーUOなどは「トモコさん凄く似合ってますよぅ!カッコいいおねーさんって感じですぅ!」とさんざんもてはやしていた。
「そうかな?。ありがとう。昨日急いで行ってきてん」
みなに誉めまくられのトモコさんは、少し照れながら急遽美容院に行くに至った経緯を話しはじめた。
「いや昨日なー、朝イチでパソコン見たら社長からメール入っててん」
『君はワラをかぶっているのですか。』(一行)
それに対するトモコのレス。
『いいえ。』(一言)
社員ひとりひとりに対し、いつも大きな愛情と厳しさをもって接する我が社長と、常に迅速な対応を心がけるカリスマ美人営業マン、トモコさんならではのエピソードである。
個人的にtommy5のツボであったのでここに記しておくことにした🐰